‘2011/06’ カテゴリーのアーカイブ

とちおとめの哀しさ

2011/06/15

クリンそう

 

栃木県産のとちおとめ、ついに200円のラベルが。(6月1日のこと)

大粒のりっぱないちご。通常であれば、安くみても480円はするはず。あまりに安い値段にがっかりする。

 

やりきれなくなって、カートにポンポンポンと5箱入れる。

家に帰ってよく見ると、「JA佐野いちご部会、私が丹精こめて作りました」と生産者の名と顔写真がある。30代前半の若い青年。

 

農業で生きていこうとふんばっている若者を、なんでこんなに苦しめるんだろう。日本はいったいどこにいこうとしているのか。この怒りにも似た感情のはけ口はない。

 

野菜が妙に安くなっているなと思っていた。茨木県産、千葉県産、福島に隣接した産地。農家の人の哀しみと怒り。憔悴し、気力をそがれる農業の従事者たち。そして漁業者。

つつじ

ついに、自らの命をたつ人がでた。

この国は、先進国・・?、経済大国・・・? 失業者がいっぱいいて、就職できない若者がいっぱいいて、ひきこもりが何万人もいて、自殺者があとをたたず、鬱になる人はもうそこらへんじゅうにいる、この日本が。

 

なんかへん

いきられない 世の中って

とっても へん

ひとつぶの花

 

東日本大震災復興支援・つつじ場所

2011/06/13

会場

きのうの闘牛大会は、晴天。大入り満員の暑い一日でした。

招待席には被災者の方々がずらりならび、黙祷のあと、試合が始まりました。

前半は、かわいいウシ、むじゃきなウシ、内気なウシ、

金子みすゞではないが、いろいろあって、みんないいの世界でした。

観客席は笑いと、拍手がひっきりなし。

後半、重量級が出てくると場内は、ぐっと迫力が・・・

横綱雷太は貫禄満点。つよかった!!

人気者ウシ

平庭中継基地では・・・

ほうき手作りのほうき。1800円を買いました。

うちは掃除機なしで、もっぱらこのほうき。大、中、小で、そろい組です。わら細工ぞうりの実演も

実演たのしそう〜!

たのしそう!!

短角牛メンチお、うまそう!

田楽きゅうりの古漬けをサービスしてもらっちゃった。おばさん、ありがとうね!

 

6/10仕分けボランティアに

2011/06/10

役場前の花

6月10日、金曜日の午後ボランティアへ。

3ヶ月がたつ。金曜の午後は落ち着かなくなるので、ボランティアにいく。たいして役にもたたないが、ささやかな意思で。

植え込みはみんな枯れて枯れた植え込み

数日前、被災した知人が訪ねてきた。

やっと外にでる気になったという。

人にはいわれない悲痛な想いを抱えて3ヶ月をやっと乗り越えたのだ。

外部にはわからない、さまざまな苦しみ。

そして初夏が訪れる。

けれども被災地の上に新緑は現れない。地表をおおうがれきと灰色の土ぼこり。

6/10

したたかにひっそりと根付く草。(つよいですね、イタドリ。食用にもなる草ですよ)

なにげなくあったものが、いとおしい。

役場内に闘牛大会のポスターが貼ってあって、100名招待とあった。

ああ、よかったなとおもう。

場所をかえること。ちがうものにふれること。緊張をほぐすこと。

精神が弱っているとき、まったくちがう空気を吸う、

それはとても大切なこと。

ここはうっそうとした森でした

(信じられないでしょうがここは人も入らないうっそうとした森でした。カワセミやコゲラや水鳥がたくさんいる生き物の宝庫。わたしの一番好きな場所でした。今はもう入れないのです)

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