レクイエムプロジェクト北いわて
2014/07/31今年1月「村の子」と「三陸鉄道が行く」が出来上がり、コンサートの練習が本格化しました。といってもどうなるのかまったくわからない状態での出発。
にもかかわらず、久慈からの参加者が日を追って増えていき、練習は楽しく熱をおびていきました。4月になって盛岡の友人3人が片道2時間半かけて通い、八戸からもひとり、それはそれは楽しい歌のレッスンで、ついついわたしまで一緒になって歌うことに。
7月27日、遠くは兵庫県佐用町から神戸から東京、仙台から有志約30名が加わり沿線各地のコーラス隊とで80名の合唱がおこなわれました。
津波でぼっこぼこに歪んだ野田村体育館はきれいにリホームされ、その場での演奏は感慨深いものがありました。
450名の観客に何をあたえられたかはわかりません。けれども目に涙をためて喜んでくれたおばさん、おじいさん、そして恩師や村の人たち。上田先生のすばらしい曲がみんなに感動をくれました。
本番です。 80名の歌声が体育館に響き渡りました。観客とコーラス隊がひとつなったとおもったのはわたしだけでしょうか。
何かが伝わり、何かがかえってくる。とてもだいじなものが・・ ふんわりと歌にのって。
残った松が一本見える。ここに数百軒の家並みがありました。
空が透けるように青い。