10月 2014

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歯医者さんの待合室でAERAを読むのを楽しみにしている。

10/13号福岡伸一のコラムeyesに、目が釘付けになった。

3、11の津波で甚大な被害を受けた野田村。この辺にはめずらしく広い砂浜が自慢で村の人の憩いの場であった。その砂浜が消えていく。海辺に深い傷のような大きな防潮堤がきずかれようとしている。

この3年、足しげく海辺に通い、海の間際にそそり立っていく防潮堤をため息をつきながら見て来た。あの大きな津波がきたから仕方ないのかと面映いおもいでいっぱいだった。

十府が浦の砂浜は、かけがえのない場所。河口沿いの手つかずの森には豊かな自然と名もない小鳥たちの住処があった。そこに行けばいっとき私のような者でも無垢な自分に戻ることができた。何千年何万年とつづいてきた自然のいのちの営み。それが消えて行くことへの恐れと哀しみ。

あの高い防潮堤は築かれなければならないのだろうか。その問いがそのコラムに凝縮されていた。私だけではなかったのだと思ったのと同時に、ならば何故との疑問がのこる。 復興は慎重にしなければならない。次世代のためにその先の先のために。

葉