8月 2014

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谷川俊太郎さんの詩集「こころ」(朝日新聞出版)から

  彼女を代弁すると

 

「花屋の前を通ると吐き気がする

どの花も色とりどりにエゴイスト

青空なんて分厚い雲にかくれてほしい

星なんてみんな落ちてくれればいい

みんななんで平気で生きてるんですか

ちゃらちゃら光るもので自分をかざって

ひっきりなしにメールチェックして

私 人間やめたい

石ころになって誰かにぶん投げてもらいたい

でなっきゃ泥水になって海に溶けたい」

無表情に梅割りをすすっている彼女の

Tシャツの下の二つのふくらみは

コトバをもっていないからココロを裏切って

堂々といのちを主張している

 

  最後の2行がすばらしくて、さすが詩の神様と書き留めてみたくなった。
  他にもたくさん切り口のするどい「心」の詩が。
 
 きく
 
 
 
 
 

お日様が欲しいと願うほど長い雨がつづきました。南のほうでは大きな災害もおきて、晴れ晴れしない心持ちのなか、久しぶりに江國香織の長編を読む。

なんたる構成、なんたるデイテール。そして繊細で香気あふれる人物模様。やはり江國香織は女性作家の中で群を抜いていると思う。

読める小説と読めない小説の境目がくっきりとしてきた。その本がどんなに巷で話題になっても読めないものは読めない。それがますますはっきりと。

よい小説を読むと周りの景色が幾分色彩をます。こまかなつまらないことがほんの少しだ隅っこに追いやられる。そう、ほんのちょっとのびのびする。でもそののびのびが体の中に新しい酵素をそそぎこんでくれるような感じがする。

さてさて、まちにまったお日様でやっとのばしのばしになっていた梅干しを干した。 やっほー!(きのう、おとといと2日干したけど、三日目のきょうはあえなく曇り) うめぼし1 じゃがいもじゃがいも掘りも みようが夏みょうが・・ るりちゃんいました!ルリボシカミキリ 春は春で庭仕事が忙しかったけど、夏もさらなり。庭にはもう赤トンボが。