6月 2014

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梅雨の真ん中

夏の始めの食卓はこのうえもなく美味。

三陸の豊な海が、この時期ならではのやわらかく肉厚の昆布をくれる。

細く切ってちくわや油揚げと煮るもよし、ニシンを丸ごと入れて昆布巻きにするもよし。

こんぶ

 

知人がワラビ採りに誘ってくれた。

あるわあるわ、おいしそうな紫色のワラビ。緑色よりこちらのほうがやわらかくて

おいしいのだそうだ。

わらびついでに山フキも採っちゃった

わらび煮る大鍋で煮て・・とっとっと

わらび3水であくを抜いて・・

地元産の小女子が、やっと出始める。待ちに待った小女子。震災前にくらべたらずいぶん少なくなった。こうして天然自然のものを食べられる幸福。田舎に住めばの最大の幸せ。

 

花しょうぶ

 

この季節になると篁さんちのカツオパーティーを今か今かと、待ち望んでいた。

5月の初めに唐突に訃報が入った。とても信じられなかった。2月にいつものメンバーで遅ればせの新年会を滝沢でし、篁さんは変わらずにお元気だったのに。

美食家で自分で料理の腕をふるい、私たちに美味しいお酒と新鮮このうえないカツオを目の玉がおっぴろがるぐらい豪快に盛りつけ、ほんとうに楽しい夜をすごさせてもらった。

木漏れ日のさす広い居間の壁面は、吹き抜けの天上まで書籍で埋まり、文学、メディア、社会情勢など、幅広い知識と教養の人だった。それを、おくびにも出さず、私たちのたわいもない話に「お〜っ」と相づちなどうって喜んでいた。

こんなに早くさよならしてしまうなんて。悔やまれてならない。もっと本のはなし、詩のはなしをしたかった。それを口にするのも憚れるほど大きな人でもあったのだけれど。(合掌)