ポエムなう

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  よへいさん

ネコにおおきなはくさいとダイコンを山盛りつんで

よへいさんが やってきた

もってだが?

もってないというと んだばよがった

こどすはやあ、さむぐなったらきょうにおっきぐなって

ばがなすでがぐなってしまったてさ はっはっはっ

はくさいもでっかぐなってまいでだべが?

まいてるまいてるびっしりまいてるというと

んだばよがった

んだばよがった

と ねっからのおひとよしのよへいさんが

ことばをひとつふたつこぼしながら

ねこをぎこぎこひいてかえる

 

(わがやでとれたお豆、緑豆と花豆)

DSC01695

谷川俊太郎さんの詩集「こころ」(朝日新聞出版)から

  彼女を代弁すると

 

「花屋の前を通ると吐き気がする

どの花も色とりどりにエゴイスト

青空なんて分厚い雲にかくれてほしい

星なんてみんな落ちてくれればいい

みんななんで平気で生きてるんですか

ちゃらちゃら光るもので自分をかざって

ひっきりなしにメールチェックして

私 人間やめたい

石ころになって誰かにぶん投げてもらいたい

でなっきゃ泥水になって海に溶けたい」

無表情に梅割りをすすっている彼女の

Tシャツの下の二つのふくらみは

コトバをもっていないからココロを裏切って

堂々といのちを主張している

 

  最後の2行がすばらしくて、さすが詩の神様と書き留めてみたくなった。
  他にもたくさん切り口のするどい「心」の詩が。
 
 きく
 
 
 
 
 

  きょう一日を生きるために

                    京こ

酸素も空気もタダだけど

暮らしていくのには金がかかる

一日24時間生きるということは

一日24時間分の経費がかかるということ

電気代、ガス代、灯油代、水道代、ガソリン代、

一日三食の食事と、健康保険に年金に

たまには衣類も買わなきゃいけない

どんなに削減しようとも

かかるとおりはかかるのだから

針のむしろの毎日だろう

うつむいて家の前を通る職のない若者に

がんばれ! と口の中で声援を送るが

どこまでもつだろう

心もからだも・・・


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