6/10仕分けボランティアに
6月10日、金曜日の午後ボランティアへ。
3ヶ月がたつ。金曜の午後は落ち着かなくなるので、ボランティアにいく。たいして役にもたたないが、ささやかな意思で。
数日前、被災した知人が訪ねてきた。
やっと外にでる気になったという。
人にはいわれない悲痛な想いを抱えて3ヶ月をやっと乗り越えたのだ。
外部にはわからない、さまざまな苦しみ。
そして初夏が訪れる。
けれども被災地の上に新緑は現れない。地表をおおうがれきと灰色の土ぼこり。
したたかにひっそりと根付く草。(つよいですね、イタドリ。食用にもなる草ですよ)
なにげなくあったものが、いとおしい。
役場内に闘牛大会のポスターが貼ってあって、100名招待とあった。
ああ、よかったなとおもう。
場所をかえること。ちがうものにふれること。緊張をほぐすこと。
精神が弱っているとき、まったくちがう空気を吸う、
それはとても大切なこと。
(信じられないでしょうがここは人も入らないうっそうとした森でした。カワセミやコゲラや水鳥がたくさんいる生き物の宝庫。わたしの一番好きな場所でした。今はもう入れないのです)