絵本のちから

てとてとだんごむし

 

「てとてとだんごむし」「ととととだんごむし」手のひらサイズの小さな仕掛け絵本2冊。

とってもだいじそうに装丁されたこの本は、はずかしがりやのだんごむしを、やさしく包んでいるようです。開けると、なんてかわいいだんごむしたち。

春くる、春くる、ぽかぽか陽気のなかを散歩に出ただんごむし。さいしょに会ったのは穴の中のセミ。春の虫たちに会い、小さな冒険をくりひろげる。のどかで楽しいお話です。

もう一つの「ととととだんごむし」。おひるねしてると、上からてんとうむしが落ちてきました。どこからきたの?ときくとてっぺんから。てっぺんってどんなとこかな? わくわくする本です。仕掛けがほんとに楽しい。この絵本は、「造本装丁コンクール受賞」という、すてきな賞をいただいたそうです。みなみさんの絵本にむける熱い想いが実った作品です。

 

さて、震災の翌日、手作り絵本の旧メンバーは、20年ぶりの再会を約束していました。震災で延期になっていたんですが、5月14日、みんなに会うことができました。もっち、盛岡ですよ。11名の初代会員たちです。東京から、みなみじゅんこさんも来てくれました。みなみさん、ちっとも変わらず、うふふふという感じのままです。

震災のことを心配して電話をくれたみなみさんですが、そのみなみさんが、絵本を出していました。

おめでとう! ほんとに、おめでとう!!

この絵本、ぜひ、子どもたちに与えたいですね。大人も引き込まれる、こころあたたまる、とってもすてきな絵本なんですよ。

絵本の魅力に取り付かれた私たちですが、絵本にはだいじなものがいっぱいつまっています。

そのだいじなものを、子どもの魂にとどけたい。それがどんなに力になるか。絵本はふしぎ。ふしぎな力があるんですね。まあ、ひとつひらいてみてください。

ふっとひろがるこころを感じて・・・ネ!!

「てとてとだんごむし」ととととだんごむし」

みなみ じゅんこ作(ひさかたチャイルド)


手作り絵本の会の旧メンバー手作り絵本の会のみなさん

 

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