野田村・ソウイウモノニワタシハナリタイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニワタシハナリタイ
堤防も松林も消え、はるかに臨んだ海がすぐ近くに見える 。
宮澤賢治の名をさも訳知り顔でだすのがいやなので、これまで出さないようにしてきた。
はじめて賢治にふれた若かりしころ、「なんだ、ごくふつうのこといってるじゃん」と思った。父もとなりのおっちゃんも周りの人たちはみんな「雨ニモマケズ」だった。
最後の6行そっくりな人もいた。今わたしがおもうのは、この6行がいかに難しいかということ。だからこそ、このフレーズがいちばん好き。
愛宕神社
さて、「今、わたしにできること」というメッセージ。この大震災を前に、だれでもが、有言無言につぶやくだろう。
声を発し、なにがしかの行動ができる人は、わたしも含めあるめん救われる。けれども、そうおもってもなにもできない人もいる。その人たちのことをふと、いや、折々におもう。したくても様々な事情からなにもできない人がいる。それは人がおもう以上に辛いことだろう。役に立つということは自信につながる。そういう経験をひきこもる子たちにさせてあげたい。
愛宕山の下、津波は窓のまできている
2011/04/01 at 11:50 PM
宇部さんの目に映る野田村の今を拝見しました。
宇部さんの声を感じながら・・・
大変な状況ですが、どうぞお体にお気をつけてください。
なにか、わたしにできることがあればと思います。
柔らかな春の日差しが、すべてを包みあたためてくれますようにと祈ります。
2011/04/02 at 11:15 AM
詩のこと良くわからないけど、いままで貴女の詩の中に賢治を感じることがありました。何故だろうと思っていたけど、解ったような気がします。゜詩の中に゜ではなく、貴女の中に賢治を感じていたのだろう…と。(勝手な解釈ですが)
2011/04/02 at 12:36 PM
はじめまして、ご連絡をとりたくてメールアドレスなど探しましたがみつからず、こちらにコメントさせてください。すみませんっ。
実は、3/27に、野田村の避難所で食糧が不足して、一日2食(昼なし)になっているという話を友人づてに伺いました。事実であれば、食糧の援助をしたいと思い、物資を募っております。
3/31に役場の方へいったん納めてまいりましたが、第二便も届けにいく予定でおります。
ただ、役場に届けた物資が、早い段階で被災者の方々にまわっているのかわからず、不安に感じております。宇部さんは野田にお詳しいようなので何かわからないかなと思い、問い合わせてみた次第です。
メアドを入れておきますので、もしよかったらご連絡をください。
お待ちしております。
2011/04/03 at 10:59 PM
ミナミさんへ ありがとう!見守っていてください。今は目の前のがれきの山を取り除くこと。長いながい目での支援をお願いしたいです。そちらも気をつけて!
2011/04/03 at 11:08 PM
宗春さんへ
う〜ん! むかし、宗春さんが文学少女でわたしはただの凡でした。その凡ですから、賢治云々をいったらみんな笑っちゃうでしょう。けんじ賢治と御託をならべるのは嫌いです。そんなに好きなら賢治になればと、嫌みのひとつも言いたくなっちゃうからね。フフッ!デモ、アリガトウ。