ふたりの若者
2011/04/12
黙祷・・・・・
Sさんは高齢の両親を心配し、久慈の職場から野田に向かい津波の犠牲になる。
修理工場で働くTさんは、かろうじて助かるが、一足早く逃げたはずのNさんはバイバスを南下、まだ若い命を波にかき消された。
がれきの惨状には、失われた命の深い静けさがただよっている。泣かずにはいられない風がいまもがれきの上を吹き渡る。
自分では気づかないで、一ヶ月が緊張のうちにすぎた。眠れない夜と、あせる心とたくさんの人の励ましをうけて、なんだかずいぶん動き回ったようだ。自重。ここ数日ペースダウン。
久慈からボランティアを志願する女性が何人かあらわれ、役場に集まった支援物資の仕分け作業を担ってくれている。
木村さんのフェイスブックや、このブログを見てがれき撤去ボランティアに来てくれている人も少なくない。見ず知らずの人たちが様々な形でまさに手と手をつないでいる。
ありがとうも感謝も、なんだか軽すぎるような気がして。今はただ頭をふかく下げるのみとしようか。それでも、あなたのやさしさに感謝しますとつぶやく。
「富山の薬」が来ました。盛岡から八戸に転勤になったばかりという若者です。
りんごの風船をつくってくれました。
「野田に行ってケイタイで写真を送ろうと思ったけど、できなかったです。あそこに行くと何もできないですよ」と言った言葉に青年の優しさがこめられていた。こういう若者がいるんだなと安堵する。
高校生のIちゃんが来た。冬休みに持って行った本13冊を返しに。そして自分が買ったという本を私に貸してくれるという。ウ〜ン! Iちゃんは刻一刻成長してるんだ! この日は他の来客(知名の士)と遭遇し、Iちゃんは溌剌と会話に加わっていた。おそるべし、17歳。希望の星だ。




















