まるきんさんの純生ロール
2011/06/20
横町覚え書き
魚屋さんが2軒
豆腐やさんが2軒
時計屋さん
呉服屋さん
トタン屋さんに
ラーメン屋さんが2軒
酒屋が2軒
飲み屋が2軒
写真屋さんに
電気屋兼肉屋さん
床屋さんが2軒
洋服の仕立て屋さんが2軒
役場があって
小学校があって
映画館があって
さとうがパンがあって
大沢菓子店があって
駄菓子屋さんがあって
薬屋さんがあって
おけやさんがとんちんかんちんしてて
きんつばやがあったのよ
横町
その路地のひとつひとつに
真っ黒になって遊ぶ子供たちの賑やかな声がしみこんでいる
夢のような時間と共に・・・
17日のボランティアのあと、お茶をしたい気分だったが、どこにも行く所がなく、マルキンさんに行くことにした。何十年かぶり。店の奥に見慣れた顔が。「ねーこちゃん?」懐かしさについ声がでる。わたし・・・というと「まあ!」と目が大きくなった。奥から店を継いだ主人登場。気分はいっきに子供時代だ。
話に花が咲いたころ、お嬢さんの心さんと初対面。東京で修行してふるさとに戻ったのだという。笑顔のかわいい、さわやかなお嬢さん。和菓子も、ケーキも心さんが作っているのだそうだ。えらいなあ! 横町がどんなとこだったのか、あまりよく知らないんですという。拙著「よいお天気の日に」の中には何編かの横町の詩が入っている。子供たちがたくさんいて、それはそれはにぎやかなあの頃。
心さんのつくった和菓子でお茶にしました。マドンナが久しぶりで茶を点ててくれた。和菓子は、しっとりときめこまやかで口の中でまろやかにとけていった。ウ〜ン! 美味しゅうございましたア〜!!