谷川俊太郎さんと谷川賢作さん 詩と音楽

名古屋「うりんこ劇場」に行ってきた。

谷川俊太郎さんの詩の朗読を生で聴きたくて。

おもいもかけなく、主催の水内喜久雄さんが始まる寸前の控え室の谷川俊太郎さんに会わせてくれた。

岩手から来たのでと水内さんがいうと、ふいの闖入者に不快な顔もせず

「あ、そう。ぼく行ったことありますよ」と言われる。

「はい。琥珀博物館にパネルが・・」とこたえると「そうそうそこ」とおっしゃっる。

おもったよりもちいさな軀とおもったよりも日に焼けて引き締まった顔。

昨秋買った「写真」という小さな本を差し出し、サインをもらう。

「俊」という一文字のありがたきこと。

「乾かないとだめなので」と、ていねいに紙をはさむ。

ひとつひとつがしずかで、あせったりあわてたりはしない。

いつどんなときでも、自分のペースを守り、本来のペースを崩さず、まっすぐに詩に向き合ってきた人のすごさとかろみ。

偉大な詩人の朗読は、なんの気負いもなく、優しさにあふれ、賢作さんとの掛け合いも親子の綾を彷彿と匂い立たせていた。それにしても最後に歌った「しみ」という歌がほんとうに素敵だった。

谷川俊太郎開会前のステージ

ボタンの花が素敵で・・

新幹線東京駅

 

 

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