朝の庭
みるみる葉を広げた楓
春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。(枕草子)
春の庭は日々あたらしく
いのちが吹き出してくるんです
あたらしいものたちは
輝くばかりの色をまとい
いのちをきらきらきらめかせて
やあ! とか ほう! とか いってるんだけど
いそがしいと
つい聴きのがしちゃうんだ
スズメも鳩もいちゃいちゃしてて
つい おいおいおいと いいたくなるけど
人間だってつい二百年ぐらい前には
ぼうっとしててしっぽりやっていたことだろうサ ね
コマザクラ
こう世知辛い世の中だと
なんかそっちのほうがいいような気して・・・・くるんだな・・・ん