夏の夜空「ひろのまきば天文台」
中学の恩師から案内がきて、「ひろのまきば天文台」のコンサートへ行った。
四方八方なだらかで雄大な牧野が、ゆうぐれのあわい藍色にしずんでいた。
遠目に牛の群が見える。西にも東にも北にも。短各牛や白黒の乳牛が群になっている。
聞きしに勝る雄大なパノラマ。人家は向こうにわずかに見える明かりのみ。これなら、星空も絶景だろう!
夏の夜空が好き(冬も)。よく星座を見上げる。白鳥座、ベガ、アルタイル・・・天の川を追いながら、賢治を思う。じいっとひとりで星を見上げていたのだろうなあ。そうでなければ、あの壮大な童話は、わいてこないだろう。
理科の先生で天文館館長の先生から、「星めぐりの歌」の解説があった。表現上の間違いがあること、なるほどなあと、感心。ききみみずきんさんのお話や、若きマリンバ奏者と歌も、気持ちよく楽しめた。こんなふうに少しずつ文化が育っていくといなあ・・・そんな夜でした。