‘2012/01’ カテゴリーのアーカイブ

絵本「あかちゃんがやってくる」

2012/01/11

「あかちゃんがやってくる」 イースト・プレス 

ジョン・バーニンガム作 ヘレン・オクセンバリー絵 谷川俊太郎 訳                

 

この絵本をすべてのおかあさん、そして、みらいのおかあさんに捧げたい。

とってもとっても、すてきな絵本。

 

男の子と、おなかのおおきなおかあさんが、やがて産まれてくるあかちゃんにおもいをよせて想像をふくらませる、とっても幸せな絵本。

おかあさんと、男の子のたのしい会話。

そしてなにより絵がすてき。さりげないけどすてきなおかあさんと、その日常が 洗練されたあたたかなタッチで描かれていています。

もし、あなたの回りに、これから子どもをもつおかあさんがいたら、

この絵本をまっさきにプレゼントしてください。

きっと、すごくよろこばれますよ!

 

現実はきびしく

2012/01/08

なつかしい中学の同級生たちとあって、そのほとんどが仕事がないと言っていた。

にこにこ笑ったりふざけたりしていたぶん、せつなくなる。

野田村はもともとは商人のまちといわれ、店がたくさんあって賑わったところ。

年々歳々さみしくなって、働く場もなくなって、いったいどうすればいいのだろう。

補助金のばらまきよりも、仕事の場をどうしたらつくることができるのか。

だれか本気で考えてくれませんか?

賢治じゃないけど、みんなが幸いにならないかぎり、復興はとおい。

年の始めに

2012/01/03

新年、おめでとうございます!

つつがなく新年があけました。

きょうは中学の同窓会でした。何十年かぶりで会うお祝いの会です。

被災地野田村の同窓会です。津波で亡くなった友、工場や家を無くした友、実家が波にのまれた友、兄弟をなくした友、それぞれが想いを胸に秘めての集いでした。

されど、われらが日々。ちっとも変わらぬ悪ガキどもがあのころの笑顔で、おばかな話をして笑いわらい転げました。

ごめんね、Yちゃん、わたしたちあなたのことちっとも忘れてないからね。天国でいっしょに笑ってるよね。Yちゃんの担任の先生も来てくれたよ。若くてぜんぜん歳とってないの。

1年1組、みな元気。ベコ、ウマ、エイトマン、ゼッペキ、タヌキ、アカザル、・・・あだないろいろあって、みんな呼び捨て。担任のゴリラ先生が生きていたらオッホオッホと泣いてよろこんだろうな。

あのころ、勉強しろなんてちっとも言われなかったな。毎日がキラキラで。

(津波に消えた松林)

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