大人のためのお話会&ゴーギャン

晴れはげしい雨のあとの、瑞々しいひかりと木の葉。

大人のためのおはなし会に行ってきました。月一回善隣館(盛岡)の小さな部屋で、ひっそりと行われているこの会。ちょっと俗世間を忘れて、お話の世界に身をゆだねます。

この日のお話は、フィンランドの昔話「森の花嫁」と沖縄の昔話「師番の赤馬」。出だしに茨木のり子の詩「6月」の朗読もあり。

ろうそくを灯して、静かに語りかけてくるお話の、なんとやさしくあたたかい時間。時計を見るとかれこれ40分も空でお話をするのですから、語りの方の見えない努力に頭がさがります。物語が大好きで、人との触れ合いが好きでなければ、できない。そんな人たちがひっそりと紡いでいる「お話の時間」の贅沢さ。

この日の語りは、今春退職され、悠々自適の生活を模索中のHさん。ますます児童文学にのめりこみそうな気配。お話あとのお茶の時間も、それは楽しいのです。

次の日、県立美術館で開催されている「ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち」を観る。ゴッホと決裂する前のゴーギャンの素顔にすこしでも触れえたかな。絵の中に歴史があり、人間がある。そんな感覚が大好き。今週末は、とてもいい時間を過ごしました。友だちと記念写真も撮ったし、友だち、ありがとう! ですね。

今朝の庭で採れたもの。さやえんどう。

えんどう

 

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